「近代」は閉塞した。フランス革命の輝やかしい理想にも拘らず、人間の支配=被支配、差別と排除の構造は温存された。理性は頽落し、人間の管理化は進み、地球環境の汚染が昴進する。どう克服できるのか。その哲学は?方法は?近代主義を踏み超える革命的理論装置としての構造主義=ポスト構造主義に着目し、批判的に検討し、真に豊饒な「トランスモダン」の思想への展望を切り拓く知的生産の書。