シニアの多くは「自分だけは年をとらない」と思っている。だが、それは見た目の若さ」「考えの柔軟さ」「肉体のメンテナンス」など、前向きなことにつながっていることを、これまでの研究所での調査をもとに示していく。そして、ポジティブシンキングの実践を具体的な方法を挙げながら伝授し、これからはシニアではなく「新しい大人」が社会に影響を与える時代が来ると予測する、多くの世代に「明るい未来」を示す一冊。
博報堂に「エルダー(団塊以降の中高年)」を研究して14年のスペシャリストがいる。「新しい大人文化研究所」というラボを社内に作って、その所長を務めている坂本節郎氏だ。
アベノミクスで景気がよくなり、あらためて定年しても元気で時間と金を持っている世代が注目されていて、阪本所長もテレビや新聞・雑誌にコメントを求められることが昨年末から急激に増えたそう。
この世代を研究して分かったのは多くの人は「自分だけは年をとらない」と思っていること。だから「シニア、中高年」と聞いても自分のことだと思わない。
しかし、それは決して悪いことではなく、「見た目の若さ」「考えの柔軟さ」「肉体のメンテナンス」など、前向きなことにつながっていることを、これまでの研究所での調査をもとに示していく。
そして、そのポジティブシンキングの実践を具体的な方法を挙げながら伝授し、「若いことがプラスで、年をとることはマイナス」という時代は、もう終わり、これからはシニアではなく「新しい大人」が社会に影響を与える時代が来ると予測する、多くの世代にとって「明るい未来」を示す一冊です。