この世の栄華をきわめた光源氏。あとは愛する紫の上とふたりで、しあわせな日々を送ろうとしていた。そんな源氏のもとへとどいた、ある姫君との縁談話。とうぜん断ろうとした源氏だったが、亡き初恋の人の面影をもとめる源氏に、ふたたび魔の手が忍びよる。1000年を超えてなお輝きを失わない、光源氏の波乱万丈の物語、ついに最終章へ-!