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  • 著者長谷部恭男 石田勇治
  • 出版社集英社
  • ISBN9784087208962
  • 発行2017年8月

ナチスの「手口」と緊急事態条項

ヒトラー独裁を招いた緊急事態条項。
当時、世界で最も民主的だといわれた
ワイマール憲法の「落とし穴」が、この条項だったのだ。
では、自民党改憲案の緊急事態条項は、どうなのか?
憲法学界の重鎮が、ナチ・ドイツ研究の第一人者とともに
「独裁の始まり」とは何かを徹底解明する!
木村草太氏(首都大学東京法学系教授・憲法学者)絶賛!
「憲法問題を正しく冷静に考えるための必読書です」
【本書の主な内容】
緊急事態条項は、首相に大きな権限を集中させる。
自民党が加憲を狙うこの条項は、はたして、災害・テロ対策にとどまるのか?
最新のナチ・ドイツ研究によって、塗り替えられたドイツ憲政史の「真実」から
日本政治の危機の本質が、あぶりだされる!
はじめに――「憲法問題」の本質を見抜くために  石田勇治
第1章:緊急事態条項は「ナチスの手口」――大統領緊急令と授権法を知る
第2章:なぜドイツ国民はナチスに惹き付けられたのか
第3章:いかに戦後ドイツは防波堤をつくったか――似て非なるボン基本法の「緊急事態条項」
第4章:日本の緊急事態条項はドイツよりなぜ危険なのか――「統治行為論」という落とし穴
第5章:「過去の克服」がドイツの憲法を強くした
おわりに――憲法の歴史を学ぶ意味   長谷部恭男

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