丸い肉塊に黒い縦筋が十数本。その不気味な肉質が蛇腹のように縮んで、にゅう、と眉毛が八の字になった-人気最低の四流小説家、南極夏彦(通称・簾禿げ)と編集者たちが繰り広げるナンセンスギャグの極致が、ついに文庫化。赤塚不二夫や秋本治とのコラボレーションなど、豪華連作全8編と、巻末には南極夏彦インタビューを特別収録。