森博嗣の撮る写真は、無機的で静謐(せいひつ)で孤独だ。しかし、寂しさはない。それらの写真は、撮影した視点、人間の存在を語っている。森博嗣の目で世界を見ることができる。その特異な視点からのインスピレーションで綴られた25の超短編からなる異色の作品集。2001年に限定版で出版された幻の一冊、待望の文庫化!