• Author土橋寛
  • Publisher中央公論新社
  • ISBN9784121011923
  • Publish Date1994年6月

持統天皇と藤原不比等 / 日本古代史を規定した盟約

686年9月、天武天皇が崩御する。〓野讃良皇后(後の持統天皇)は草壁皇太子の即位を保留し臨朝称制する。そして翌十月、大津皇子が謀叛の廉で処刑される。その裏には持統天皇の、天武嫡系の皇子による皇位継承をという強い意思があり、藤原不比等との間に盟約を結び協力体制を組む。不比等は何を意図して協力体制を組んだか。本書は盟約の内容と協力体制の歴史上の展開を追い、河内安宿に繋がる人脈を説き、古代史の謎を解く。

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