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  • 著者児玉幸多
  • 出版社集英社
  • ISBN9784081950096
  • 発行1992年1月

日本の歴史 9 / 集英社版

足利義満の親政が始まり、室町幕府の基礎はかたまった。義満は、明から"日本国王"と認定されたが、じじつ皇位簒奪をも考えていた。しかし、衆議と専制に揺れるこの時代の主人公は将軍や守護らではなく、無名の庶民なのであった。しかも、徳政一揆と号したように政治的な「力」として登場したのである。これほど庶民がいきいきと躍動した時代はない。近年明らかになった諸事実にもとづいて、室町時代は、いま新しく書きかえられる。

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