すごいけど、クスっと笑える生物の超能力
けなげに生きている動植物の能力や体のメカニズムの謎に、あくまでリスペクトをもって迫ります。単に面白がるだけでなく、その理由や仕組みも分かりやすく解説!
●アフリカゾウ……足の裏はやわらかくて超敏感。30キロ離れた場所にいる仲間とコミュニケーションをとることができます。でも1本でもけがをして立てなくなると、内臓が圧迫されて弱ってしまいます。
●セナガアナバチ……とても美しい姿の昆虫なのに、幼虫の餌はゴキブリ!? 母親はゴキブリの脳に毒針注射をうち、ゾンビ化させて操り巣へ歩かせて卵を産みつけるのです。
●センザンコウ……恐竜のような鎧で鉄壁の守りを誇るのに、人間にはあっさり捕まって漢方薬にされてしまいます。
そのほか、不老不死のベニクラゲ、はさみから衝撃波を発生させるテッポウエビ、頭が巣をふさぐドアになるタートルアント、強力な毒とレーダーをもつガラガラヘビなどにも、意外な弱点が!? すごいはずなのに、どこか“がっかり”してしまう超能力を、脱力系のイラストとともに紹介します。
【編集担当からのおすすめ情報】
いきもの本全盛のなか、真打ちの登場です! 数々の大ヒット本を手がけてきた監修者=今泉忠明さん。長年、動植物や自然を扱った本の企画・編集にたずさわってきた著者=川嶋隆義さん。動植物の細密画から切り絵まで描くイラストレーター=小堀文彦さん。そして動物園に所属し、絵本作家でもあるデザイナー=北村直子さん。最強のチームが、全力でいきもの愛を叫びます。