マンガ古典文学シリーズ『竹取物語』
日本の古典文学の名作を、ベテランの漫画家が原典に沿ってビジュアル化するコミック・シリーズ! 最終配本は、誰もがストーリーを知る、日本最古の物語と伝えられる『竹取物語』。『源氏物語』にも「物語の出で来はじめの祖(おや)なる竹取の翁」と出ており、成立年・作者ともに不詳。原本は存在せず、現在まで伝わっているのは後の世に書かれた物とされている。光り輝く竹の中から現れて竹取の翁夫婦に育てられたかぐや姫の物語は、後世の物語などに引用されることも多く、さまざまな口承説話や児童向けの読み物として伝えられている。いまでもアニメ・映画などジャンルを問わず取り上げられ続けるヒロインを、『ベルサイユのばら』で知られる漫画家の池田理代子が華麗に描写します。巻末寄稿:ドナルド・キーン 作品解説:関谷浩