ヤンバルクイナにとって子育ては命がけです
沖縄島北部にやんばるとよばれる森があります。
1981年に新種として発見されたヤンバルクイナは、世界中でこの森にしかすんでいません。
しかし、森の開発が進んで、ヤンバルクイナのすむ場所が少なくなり、その数は減ってしまっています。
また、とてもおくびょうな鳥なので、人間の前には、なかなか出てきません。
絶滅の危機に直面している、飛べない鳥。
10年かけて撮影された貴重な写真で、ヤンバルクイナの姿や生態、子育てのようすを紹介する写真絵本です。
【写真と文】江口欣照(えぐちよしてる)
1962年東京都生まれ。自然写真家。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。写真製版会社に勤務後、フリーの写真家として独立。野鳥や動物をメインに撮影し、教材、広告、書籍などに発表している。約10年間にわたって、やんばるの森に通い、ヤンバルクイナの撮影を行う。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の江口さんは、最初に取材に行った時、ヤンバルクイナを毎日探し続け、ようやく23日目にして、初めて見つけたそうです。それから10年、やんばるに通い続け、ご苦労を重ねて、ヤンバルクイナの貴重な姿をカメラでとらえてきました。図鑑などでもあまり見ることのできない、ヤンバルクイナの生態写真が満載の写真絵本です。