チューリップの成長がわかる科学絵本
自然観察の絵本で評価の高い荒井真紀さんの新刊『チューリップ』。
チューリップは、小学校でも授業の一環で、球根を植えて自然観察をしますので、子どもたちにとても身近な植物です。
春かわいらしい花を咲かせているのを見て、植えようと思っても、遅すぎます。秋に球根を植えて、じーっと待たないと花を咲かせることはできません。では、球根は、地面の中で、どのように変化しているのでしょうか? どのように冬を越すのでしょうか? 土の中の出来事は、ほとんど見ることができませんが、細かに表現されたイラストでのぞいてみましょう。小さな目が成長するさまや、花が咲いた後の変化は、地上とは、違った生命の営みを感じられます。
お子さまといっしょに自然観察をする際にも、最適な一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
荒井真紀さんは、夏の課題図書となった『ひまわり』、2017年度ブラティスラバ世界原画展の日本代表に選出された『たんぽぽ』と、自然観察絵本では大変評価の高い作家さんです。