現代日本の混迷の奥底には「教養」の衰退という底流があることがようやく多くの人に悟られてきつつあるようだ。日本の再生のためには、「新しい教養」が築かれねばならない。それでは、それはどのようなものとなるのか。かつての「教養主義」のどこに問題があったのかを再検討。21世紀日本の「新しい教養」の有り方へのヒントを提供する一冊。