団塊世代が後期高齢者になる2025年、日本の医療費は60兆円を超える。莫大な負担を抑えるには、入院中の高齢者が自宅で生活できる能力を取り戻すための〈早期リハビリ〉の徹底と、過剰な医療費がかかっている〈急性期病床の削減〉が必要だ。高齢者医療と病院経営について熟知する医師が、画期的な病因改革を提案する。