• Author志賀貢
  • Publisher中央公論新社
  • ISBN9784120050602
  • Publish Date2018年3月

臨終の謎 / 医師が体験した不思議な話

幸せに死ぬためには「在宅」か?「病院」か? 数千の臨床現場に立ち合ってきた医師が、幸せな臨終のための方法を教えします。
死が近づくと人はどうなるのか。孤独死を防ぐための最善の方法とは。
本書では、なぜ日本人が死と「三途の川」を結びつけるのか、またなぜこの文明社会地獄・極楽という伝説が消えずに脈々と語り継がれているのかなど、われわれの死と生の狭間にある七不思議を考えてみることにしました。そして、これらの古い伝説が医学的にどんな意味を持って日本社会に受け入れられているのか、そのことについても分析を試みます。
死を達観して安らかに天に召されるためには、60歳を過ぎても老い急いではいけません。また、死に急いでもいけません。たった一度の人生なのですから、思い切り満足のできる生き方をして天に召されるべきです。そう心に決めて60歳から暮らしていけば、死を迎えることはけっして怖くなくなるはずです。
死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」――これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されている。死を怖れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として2500人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 私も「移動する子ども」だった / 異なる言語の間で育った子どもたちのライフストーリー
  • 頁をめくる音で息をする
  • 住み開き / 家から始めるコミュニティ
  • AI vs.教科書が読めない子どもたち
  • 十歳のきみへ / 九十五歳のわたしから
  • 風になる / 自閉症の僕が生きていく風景
  • ものは言いよう
  • 沈没家族 / 子育て、無限大。
  • 天国と、とてつもない暇
  • マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件