21世紀の文明をかんがえるときに、日本語の流通をいかに確保するのか。1000年の伝統をもつ「漢字かなまじり」という書き方のシステムでは、情報が増えつづけるこの社会に、もう対応できない。現在および未来の日本文明を運転してゆくための道具である日本語。その書きあらわし方としてローマ字がきを提案する。日本語の国際化は急速にすすんでおり、いま日本語を見直さなければ、新世紀の人類文明から脱落せざるをえないであろう。