幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営む若夫婦・真之介とゆず。わけありの道具を「見立て」、癖のある人々を「目利き」しながら、ふたりは少しずつ成長してゆく-。動乱の京都を舞台に、「道具」と夫婦愛を描いた佳品六篇を収録。