オムツをうまく当てることが介護ではない。オムツにしない工夫をすることが介護なのだ。食事介助することが介護ではない。一人で食べるための条件を作ることこそ介護なのだ。長く介護関係者の啓蒙に腐心し、絶大な信頼を寄せられている著者が、近代医学盲信の医師や看護婦たちに鋭い批判の矢を放ちつつ、「介護」の意味と具体的ノウハウを、はじめて一般向けに書き下ろす。