タブレットPCやスマートフォンに対する関心が高まるとともに、学校教育の中でも利用の可能性を探る動きが活発です。しかし、これまでのパソコンと同じように導入すれば、何を目的とするのか位置づけも不明確なままとなってしまいます。そうならないためにも、操作インターフェースが簡単であるというタブレットPCやスマートフォンの利点を最大限に活用すれば、何らかの困難さを抱える子どもたちにとって大きな役割を果たすと考えられます。本書では、これらのツールの意義や具体的活用法について詳述し、さらに子どもたちの新しい能力を活かす社会へつなげる教育についても論じています。