ルイス・キャロルは、実はもうひとつ、少女アリスの物語を残していた!?1898年1月14日、アリスは化粧台の大きな鏡に呑みこまれ、またまた摩訶不思議な世界に迷い込んでしまう。チェシャ猫、三月ウサギ、白と赤のクイーンに加えて、喧々諤々の大論争を繰り広げるイエス教授とノー教授、量子の浮気娘、ボームの国の火の玉タクシー、妖精クレア、果てはシェイクスピアとバッハまで登場…。量子力学、相対性理論、宇宙論から、哲学、芸術論まで。現代科学の最先端を豊かなファンタジーをまじえてやさしく解説する「現代科学入門」の決定版。