チャップリン、キートン、アステア、ディーン、プレスリィ、モンロー…。本格ミステリーの旗手が、ハリウッド・スターたちの華麗なる、そしてどこか虚しい生涯を追う。映画以上にスリリングなその生き様を丹念に綴れば、アメリカの近代が必然的に産み落とした光と影の相克が、くっきりと浮かび上がってくる。LA在住の著者ならではの視点が冴える、傑作ノンフィクション。文庫オリジナル作品。