1990年代以降の国際刑事法廷、国際刑事裁判所(ICC)規程の成立など、進展する「人道に対する罪」の法解釈を整理、さらに日本における「慰安婦」問題や「植民地責任」を検討し、東京裁判判決、パール判事意見書の意義を国際刑法の文脈のなかに位置づける。