ぼくのとなりの席に転校生がやってきた。算数とシュークリームが好きなしらとりくん。背がひょろっとしていて色白だ。ぼくとぜんぜんちがう。放課後、野球をやろうとさそうと、公園までついてくるけれどいいわけをして帰ってしまう……。転校生のしらとりくんのことが気になる主人公が、自分とのちがいを見つけ、友だちになっていくまでを、主人公の目線で描いたお話。歌人の枡野浩一が自身の幼少期をもとにした自伝的児童小説。