遺伝的アルゴリズムと遺伝的プログラミングとは、共に遺伝の仕組みを使って最適化を行う手法で、その多くは共通的な考え方となっています。また、この遺伝的な手法を各種のアプリケーションに適用する場合、処理プログラムの核となる部分を固めておき、アプリケーション固有の部分を追加できるようにしておくことで、開発効率を大幅に向上させることができます。本書では、オブジェクト指向における「フレームワーク」という方法を用い、アプリケーションの構築までを3部構成によって詳しく解説します。