ランダム化比較試験には実に多くのバイアスや交絡因子が潜んでいる。“結果を出す”ために,それらはしばしば適切に処理されない,あるいは確信犯的に除去されない。一方で,臨床研究を行う際の規制は年々厳しさを増している。臨床研究の担い手として,実施する側のジレンマも熟知した著者が,それでもやっぱり見逃せない落とし穴を丁寧に解説。本書を読めば,研究結果を診療で上手に使いこなせるようになる!