短い生涯を流星のように駆けぬけた兄・賢治の生と死をそのかたわらで見つめ、兄の死後も烈しい空襲や散佚から遺稿類を守りぬいてきた実弟による初めての文集。詩趣たちこめる文章に浮かびあがる詩人の実像。静かな感動をよぶ招魂の文集。