特許を理解するには、特許法をもとに理解するやり方と、ビジネス、技術開発、特許それぞれの接点を参考にしながら実務的な特許の基礎を学ぶ方法とがある。本書は、後者のアプローチをとって、仕事に直接役立つ特許の実務的な知識獲得を可能とするような構成にした。また、全体を通して、アクティブな財産となりうる特許を取得するための戦略や取得した特許権の活用および、特許以外の知的財産についても体系的な理解が得られるような章立てを行った。