東北日本と西南日本とがフォッサマグナをへだてて東西に相対するところ、すなわち、新潟・長野・山梨・静岡の4県が『中部地方1』の範囲である。地質は複雑であり、研究史も古く、19世紀いらい、日本列島の地質構造に関連して、さまざまな見解が発表され、論争がたえなかった地域である。