機関委任事務の廃止に象徴される中央‐自治体関係の改革と地域社会レベルでの新しい意思決定システムの創造に向けた動きは、日本の自治・分権の水準の向上を物語っている。本書では、住民投票制度の理論的意義ならびに制度設計上の論点を整理した。