1536年、セーヌ河左岸に広がる学生街、カルチェ・ラタン。眉目秀麗、頭脳明晰な修道士と愚図で奥手の夜警隊長が遭遇する怪事件の数々。捜査を進める二人の前に、やがてある人物の影が。神とは?信仰とは?深遠なテーマに迫る本格西洋歴史小説。