「あの子、見ているだけで腹がたつ…」中学生・笹岡澪のイライラの原因は、物静かなクラスメイト・潮崎真莉愛。無視、悪口、リンチ、嫌がらせ…。これはみんな、彼女が与える不快感への「正当防衛」。ところがある日、新谷麻綺が転校してきてから、教室の権力関係に変化が訪れる。澪の地獄の日々が、始まった-。少女作家の真っすぐな目線で「イジメ」を描く、等身大スクール・デイズ。