1908年、わずか3歳にして溥儀は清朝第12代皇帝の座に就いた。広大な中国の頂点に立った彼は、「望むことは何でもできる」と教えられ、神の如く敬われた。だが3年後、辛亥革命が勃発、中華民国の成立と共に清朝は崩壊する。やがて居城の紫禁城からも追われると、溥儀は日本側に接近、1934年には日本軍によって作られた満州国の傀儡皇帝となった。そして第二次世界大戦後は、囚人生活の後、一人の市民として新たな人生を送り始める…。革命と戦争に明け暮れる動乱の中国を生きた最後の皇帝の波瀾の生涯。ベルトルッチ監督により超大作映画化!