夜型のライフスタイルは、不規則な睡眠習慣を余儀なくし、生体のリズムを狂わせる。生体リズムの乱れは、睡眠障害ばかりでなく、胃腸障害や神経・精神障害、ときには呼吸・循環器障害など、心身に障害や病気を生じさせ、その最悪のシナリオは「過労死」へとつながっていく。本書は、こうした夜型のライフスタイルが定着しつつある社会に向けての「健康指導書」をめざし、「生体リズムとは何か」ということをきちんと解説した上で、ライフスタイルやからだ・健康との関係を解明していく。