IQ一九〇の天才、だが気が弱くてどこかトボけたほのぼの名探偵・天地龍之介。彼の長年の夢、"学習プレイランド"創設のため、建物を見に秋田を訪れる。しかし、持ち主の息子夫婦が心臓発作とひき逃げで同じ日に不審な死を遂げており、建物も取り壊される予定だという…。膨大な知識と奇抜な発想で読者の脳を刺激する、理科系トリック満載の上質ミステリー。