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  • Author沢地久枝
  • Publisher文藝春秋
  • ISBN9784167239138
  • Publish Date1989年5月

手のなかの暦

女が生きるとは、手にふれたたしかな手ざわりのつみかさねでもある。深夜寝そびれたとき、仕事に倦んだとき、わたしはやはり息抜きとしての家事をする。アイロンかけの日もあるし、銀の匙をみがいている夜もある。この程度の家事をすることで生活者の実感をあじわい、のんびりできる息抜きを見出している。

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