"一民族2国家"の現実を見すえて。悲劇的な大戦ののち分断された東・西ドイツは今、お互いを認めつつそれぞれの道を歩んでいる。厳しい歴史的現実の前で、統一ドイツはもはや不可能なのだろうか。本書は、激動のドイツ現代史を、政治過程だけでなく経済・社会の動向にも留意して平易に叙述し、その全体像を展望する。