第三帝国に抵抗した「白バラ」運動の全軌跡。1942年夏、反ナチスの一枚のビラがヒトラー抬頭の地ミュンヒェンの町の人々にひそかに配られた。戦後、"ドイツの良心"として神話的にまで高く評価された「白バラ」グループの反ナチ活動を、豊富な資料と取材で丹念に追い、その実像を描いた労作。