• Author和気朗
  • Publisher中央公論新社
  • ISBN9784121000989
  • Publish Date1984年7月

生物化学兵器 / 知られざる「死の科学」

目次 まえがき I 生物化学兵器の現実 / p2 1 ベトナム戦争のひとこま / p2 あるスクープ ラスク長官のジレンマ スケジュール戦争のなかで 2 生物化学兵器の種類と特性 / p13 核兵器とBCW BCWの定義と種類 BCWの特性 3 準備されていた実験戦争 / p23 フォート・デトリック ポートン ソビエトと中国の場合 II 化学兵器 / p34 1 イープルからアウシュビッツまで / p34 毒ガスの着想 イープル戦 エスカレーション アウシュビッツの悲劇 2 科学と兵器の交渉 / p52 Gガス誕生の条件 塩素ガスの誕生まで 砒素化合物 イペリット 化学工業と毒ガスの生産 農薬からGガスへ 3 ガス兵器の発達 / p70 神経性ガス 精神錯乱性ガス 窒息性ガス 糜爛性ガス 4 ガス後遺症 / p82 毒ガス島 事故の頻発 後遣症の疑い 5 焼夷剤 / p92 無差別爆撃の思想 一酸化炭素中毒 ナパーム弾 6 化学薬品 / p101 「落葉作戦」 農薬の作用 自然の均衡の破壊 III 生物兵器 / p110 1 細菌戦前史 / p110 石井部隊 朝鮮戦争 古典的細菌兵器 2 病気の論理と生物兵器 / p120 病気の制御の歴史 感染症の制御と軍隊 ウィルス感染論と現代生物学 生物兵器の条件と研究の現状 住民の免疫状態と伝染病 感染経路 薬剤耐性 戦時下の病気 自然流行と人為流行 3 現代の生物兵器 / p147 ウィルス兵器 リケッチャ兵器 細菌兵器 真菌兵器 毒素兵器 対穀物攻撃 IV 生物化学兵器と科学者 / p164 1 ロスチャイルド批判 / p164 『明日の兵器』 人道的兵器 平和か悪疫か 2 科学者はなにをなすべきか / p171 なにが問題か ポリオのこと 科学者集団 3 生物化学兵器をめぐる科学者の発言 / p182 FASの運動 パグウォッシュ会議

>> 続きを表示