本書は,在宅医療と介護の現場で発生している認知症に関するさまざまな倫理的・法的な問題を取り上げ,ケーススタディの形で考察する.患者やその家族への対応,多職種との連携や在宅医療における留意点の解説といったノウハウにとどまらず,倫理的・法的な根拠に基づいた,困ったときの“考え方”を提案する書籍となっている.