日経記者による本格ノンフィクション!
孫正義と「同志たち」による、熱き冒険譚
巨額買収。後継者との別れ。規制への挑戦。裏切り、内部分裂……
新聞では書ききれなかった「真実」がここにある!!
この男は奥が深い。
とても、深い。だから、面白い。
それだけでなく、孫に導かれるように集まった
名も知れぬ強者たちとのストーリーがまた、面白い。
これまでに光を当てられ続けてきた孫の物語は、
彼らの存在抜きには語れない。
──「はじめに」より
◎本書の主な内容
-孫正義がジョブズに見せた「あるスケッチ」。カリスマ2人が確かめ合ったモバイルの未来
-2016年12月6日。ドナルド・トランプとの電撃会談を仕組んだ人物とは
-持ち時間は10分。サウジアラビアの副皇太子から450億円を引き出した驚異の会談の中身
-3兆円を超すアームの巨額買収。その裏にある10年越しの「戦略」とは
-「そもそもニケシュのことで良い話なんか聞きますか?」──「別れ」の前からあった後継者との亀裂
-「売上高が数千億円規模になりました」「それって1日あたりの話かい?」──ジャック・マーの答えに絶句
-「300年続く企業を作るための条件はなんだと思う?」──たったひと言の入社試験
-「私は『いずれあなたがたも理解する時がくるでしょう。300年以内には』と腹の中で思っております」
-「家もクルマも洋服もいらない。ただただ命だけが欲しい」──大病に苦しむ孫正義を襲う、さらなる危機
-因縁の相手による陰謀と裏切り。「何が何でも、この造反者たちを一掃してやる」
-「人間なら誰でもかまわん」──ブロードバンド参戦、あまりの人手不足でかき集められた者たちの奮闘
-「僕はここでガソリンをかぶって死にます」──総務省への激烈な抗議、巨艦NTTは動くか
-ヤフーBBを広めるパラソル部隊、ずぶの素人集団を束ねた男の「やり方」
-「この中に470万分の情報が入っています」──盗まれた顧客情報、殺到する苦情の嵐
-「これは最後のチャンスです」──M&Aに反対してきたご意見番・柳井正が、携帯参入への背中を押した
-衝撃のアンケート結果。「携帯顧客の3分の1がソフトバンクから流出」
-実質ゼロ円・2年縛りの携帯販売モデル、ヒントは米フォードにあり
-「ヤフーはもったいない」──元社員が繰り広げた名指しの体制批判。「爆速」改革はここから始まった
-幻の上場廃止計画。その知られざる背景
-101歳の「ロケット・ササキ」が語る、孫正義との深い縁
-カリスマに引き寄せられた「ストリートファイター」たち。