市電の走っていた地域の街路は、御池、五条、堀川、川端通を除けば現在も大きな変化がない。町並みの変化は戦後50年で括ると大きいが、10年ごとに見ると中心部を除けば比較的穏やかなように感じる。見慣れたものが徐々に変化するせいか、一変したと見えないのである。これが京都らしいところかもしれない。