多読を英語の初心者でもできるように改良したのが、SSS(Start with Simple Stories)方式の多読です。SSS方式の多読では、(1)非常にやさしいものから始め、徐々にレベルを上げる、(2)辞書は使わず、わからないところは飛ばして読む、(3)大量の本を使い、今までの学習法と比べて10倍以上の年50万語〜100万語の大量の英語を読む方法をとります。この方法で、3歳の子どもでも、70歳の大人でも誰でも英語の本が自然に読めるようになっていくのです。実際、英語の本をたくさん読んでいるうちに、いつのまにか英語で読んでいるのを忘れて読書に夢中になっている自分の姿に気がついたという感想が、SSS英語学習法研究会には多数寄せられています。本書では、英語の導入期に有効な「読み聞かせ」の方法と、3歳から高校生までの子どもたちが、家族で一緒に多読を楽しみながら英語を身につけるための具体的な方法、そのための読書素材(絵本・児童書)を紹介しています。