40代男性と20代女性。彼ら彼女らは、ちょうど「壁期」という、その後の人生の選択を迫られている時期にいます。ストレスを強く感じているという点で共通する両者ですが、当然のことながら抱えるストレスの内容も質も違えば、解消したい方向性や求めていることも違います。それゆえに、このふたつの世代はお互いに穴を埋め合う関係性であり、まるで引き寄せられるかのように惹かれ合う、という実態が浮かび上がってきました。いま、恋愛はじつに多様化しています。文明開化ならぬ、新たなカタチの恋愛文化の開化、といっても過言ではないでしょう。同時代でありながら、世代によってこれほどまでに恋愛に対する考え方や常識においてギャップが生じているのは、「いま」ならではの特徴的な現象ではないかと思います。