本書は、一九九八年初めから約一年半ほどの間一七回にわたって『法律時報』誌上で行った連載を本体とし、それに、共同研究で行われた比較憲法史研究会の成果である『憲法の歴史と比較』に寄せた論文と、蟻川恒正氏の書物『憲法的思惟』に対する書評を、補論として、加えた形で構成されている。