新しい時代の旗手たらんとする秀吉と織田家第一の猛将柴田勝家の対立がついに火を吹いた。だが旭日と斜陽の力の差は歴然、賤ケ岳では鬼小姓加藤清正らが"七本槍"の功名をあげる。3人の幼い姫(のちの淀君ほか)を秀吉の手にたくした勝家は、お市の方(信長の妹)と共に、北国のぐれんの炎のうちに滅んだ。