子どもは本来、食べること、料理をつくることは大好きです。決してインスタントのものだけを求めてはいません。料理をつくりながら、素材についての知識を深め、その起源を知ったり、調理手法と調理科学の関係がわかったら、きっと目の輝きがちがってくることでしょう。いわゆる料理づくりだけの本ではないものを子どもたちにあたえることが、私たち家庭科教育を専門にしている教師たちの仕事だと思い、この本を編集したのです。