世界的にもっとも重要かつ影響力のある現代アーティストのひとり、ゲルハルト・リヒター。
ドイツで2002年に刊行された評伝『Gerhard Richter. Maler---Biografie und Werk(画家ゲルハルト・リヒター、伝記と作品)』をベースに、近年の活動を新たに書き下ろした新版。
作品図版やプライベートフォトなどおよそ150点を掲載。リヒターの言葉と初期から2017年の作品を通じて、絵画への想い、その思考の源を辿るリヒター公認の決定的評伝。
■Gerhard Richter ゲルハルト・リヒター
1932年ドイツ、ドレスデン生まれ、ケルン在住。「ドイツ最高峰の画家」とも呼ばれる世界的アーティスト。写真をキャンバスに描き出すというスタイルを生み出し、その後もグレイ・ペインティング、カラーチャート、風景画、アブストラクト・ペインティングと、具象と抽象の間に多様なスタイルで作品を発表、いまなお進化を続けている。
主な個展に、2012年「Gerhard Richter: Panorama」(ポンピドゥー・センター)、「Gerhard Richter: Drawings and Watercolours 1957〓2008”」(ルーブル美術館)など多数。国内では、17-18年「Painting 1992-2017」(WAKO WORKS OF ART)、05年「Gerhard Richter」( 金沢21世紀美術館、DIC川村記念美術館)など。