元禄に生きた、尾張徳川家の御畳奉行・朝日文左衛門。彼が約27年にわたり書き続けた膨大な日記を読み解くことで、華やかなイメージとは裏腹な、滑稽と悲惨が渦巻く、元禄の真の時代像が浮かび上がる。〈受賞情報〉長谷川伸賞(第38回)