ミッテラン大統領の登場によって社会党首班政権が成立した1981年の政治状況下で、アクチュアルな問題にかかわりながら、資本の論理と言語=文化の位相を根底から捉えなおし、1960年代後半以降の政治、経済、社会、文化の諸問題について論じる。高度情報化社会における「知識人=普遍的理念」神話の崩壊現象と、〈知〉の自由な実験的試みにポストモダンの可能性をさぐる。【哲学・思想】