『クローズアップ現代+』
『おはよう日本』などで取り組みを紹介!
残業はなくなった
売上と利益は増えた
社員の給料も増えた
楽して儲ける「吉原流 新・経営&働き方改革」
「残業代分の収入が減る残業ゼロや、
働く時間だけが増える副業は、
私は『働き方改革』とは思いません」
「残業ゼロ」が叫ばれるなか、社員7人の町工場ながら「完全残業ゼロ」を続けている町工場がある。それが本書の著者の会社「吉原精工」である。
さらに、残業ゼロといったときに、残業代分の給料がそのまま下がる会社が多いなかで、同社は、残業代を基本給に組み込むことで、社員の給料は全員が600万円以上(参考:全国平均年収約420万円/平成27年度 国税庁民間給与実態統計調査より)となっている。
その一方で、同社はリーマンショック以降、売り上げや利益を伸ばし続けており、「社員も会社も儲かっている会社」として多くのメディアからの取材も殺到している。
本書は、会社も社員も幸せにする小さな町工場の経営改革を紹介するものである。経営者の方だけでなく、働き方改革や残業ゼロに悩む、多くのビジネスマンにとっても参考になる一冊。
(もくじより抜粋)
序章/吉原精工はなぜ生まれたのか
第1章/その昔、吉原精工は「ブラック企業」だった
・バブル期に考えた「脱・ブラック」戦略
・週休2日制と年3回10連休を導入 など
第2章/3度の倒産危機を乗り越え「残業ゼロ」へ
・社員から言われた「お金がないなら時間がほしい」
・大事なのは、「残業代込み」の給料にすること など
第3章/年3回の10連休とボーナス手取り100万円
・「ボーナス100万円」で若手社員が育ち、定着する
・会社の経営状態は社員にどんどん公開する など
第4章/吉原流「経営改革とリストラ」
・かつては問題企業だった吉原精工
・「名人・達人」ではなく、「プロ」を育てる など
第5章/「自分が嫌なことは社員にもさせない」吉原流経営
・吉原精工に「定年」はない
・経営改革は社員目線で。好きな言葉は「楽して儲ける」 など
第6章/頭の中の99%を占めている「営業」の面白さ
・ホームページで「わがままな条件」を明示するのはなぜか
・吉原精工流・9つの「ごめんなさい」 など